ソフトバンクと東大、AI特化の「Beyond AI 研究所」設立 GAFAなどに対抗
ソフトバンクと東京大学は12月6日、AI研究に特化した「Beyond AI 研究所」を設立すると発表した。AIの基礎技術研究と応用研究を行い、研究成果の事業化を目指す。GAFAや中国企業の台頭を受け、日本のAI研究やビジネス活用について、競争力を強化する狙い。
Beyond AI研究所では、(1)量子物理や生体機能などに関する最先端の基礎研究、(2)研究内容の事業化やAI人材の育成、(3)研究から事業化までを一気通貫で行える体制の構築――などに取り組む。海外で著名なAI研究者とも協力する。研究の事業化には、経済産業省が策定したCIP(Collaborative Innovation Partnership)制度を活用。大学と企業でジョイントベンチャーを設立し、事業で得た収益を研究所に還元することで、エコシステムを構築する考えだ。
研究所は2拠点。基礎研究を東京大学本郷キャンパスで行い、応用研究はソフトバンクが20年度に本社を移転する竹芝新オフィスで行う。
6日に開催された記者会見で、ソフトバンクの宮川潤一副社長は、「世界の熾烈(しれつ)な競争の中で、いかに日本が生き抜くか。AI研究の起点となる東京大学との協業に至った」と背景を説明した。
東京大学の藤井輝夫理事・副学長は「知識集約型の社会に向けて、大学も役割を広げていく必要がある。日本のAI研究は基礎研究止まりになっている。今回の取り組みを通して、研究成果を事業化していきたい」と述べた。
研究所は、20年春ごろに開設する予定。グループ会社全体で、10年間で200億円規模の取り組みを目指す。
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