Facebook、「TikTok」競合の「Instagram Reels」を日本を含む世界で公開
米Facebookは8月5日(現地時間)、中国ByteDanceの人気動画共有アプリ「TikTok」対抗の15秒動画配信機能「Instagram Reels」(以下「Reels」)を、「Instagram」の1機能として日本を含む世界で公開した。ドナルド・トランプ米大統領がTikTok規制を検討しているタイミングでの公開だ。
トランプ氏は3日、米MicrosoftなどによるTikTokの買収が9月15日までに完了しなければ、同アプリの米国での使用を禁止すると語った。
Reelsは、昨年11月にブラジルでのみテスト公開された機能。大手レーベルの音楽を著作権の心配なく「音楽ライブラリ」から選んで使える。Facebookは7月末、(Reelsとは別のサービスで)Sony Music Group、Universal Music Group、Warner Music Group、Merlin、BMG、Kobaltなどとの提携を発表している。
Instagramアプリの「発見」タブの上部に大きく表示される#Reelsをタップすると縦スクロールでリール(Reels機能で作成した投稿)だけを見続けられる。人気の公開アカウントが投稿したリールには[注目]ラベルがついている。
リールを作成するには、ストーリーズのカメラをタップ→画面下部の「REELS」をタップ→画面左に並ぶクリエイティブツールを使いながら撮影ボタンを長押しして動画を撮影→編集して投稿という手順だ。クリエイティブツールには、BGMを選べる「音」、動画速度を変えられる「速度」、ストーリーズと同様のARエフェクトなどを追加する「エフェクト」、動画の長さを決める「タイマー」、複数の動画をつなげる際に使う「位置合わせ」がある(右図)。BGMは音楽ライブラリから選ぶだけでなく、オリジナルを使うことも可能だ。
TikTokとの違いは、リールはフィードで公開するだけでなく、限定公開やダイレクトメッセージとして限られたユーザーと共有できる点だ。ストーリーズとして公開することもできる。ストーリーズとして公開した場合は24時間後に表示されなくなる。
Facebookは2018年にはTikTokと競合する単体動画アプリ「Lasso」をテスト公開したが、正式公開には至らなかった。
ByteDanceが米国でのシェア拡大を目指して設立した米法人のCEO、ケビン・メイヤー氏は7月30日、Reelsについて「愛国心を装ってわれわれの米国での存在を終わらせようとする競合(つまりFacebook)からの攻撃を非難するよりも、消費者のための公正でオープンな競争に注力していく」と語った。
【更新履歴:2020年8月6日午前11時25分 当初「TikTokとの大きな違い」として大手レーベルの楽曲を選択できることを紹介していましたが、TikTokでも一部大手レーベルの楽曲を選べるとのご指摘をいただきました。お詫びして修正します。】
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