Innovative Tech

指先に貼ったシールでデバイス操作する新技術 RFIDでバッテリー不要

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このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。

 ウォータールー大学とNational Research Council Canadaによるカナダの研究チームが開発した「Tip-Tap」は、RFIDシールを貼った親指と人差し指をくっつけてスマートフォンなどを操作できるワイヤレスウェアラブルデバイスだ。

photo Tip-Tapをタトゥーシールのように、親指と人差し指に貼り付ける

 RFIDタグはバッテリーを必要としないため、商品管理用タグなどの小型デバイスで用いられている。指先にRFタグを取り付けて無線通信を行うTip-Tapもバッテリー不要だ。

 Tip-Tapでは、RFIDタグを半分に分割し、それぞれを親指と人差し指に取り付けることで、互いの指の接触を読み取る。さらに、各指に対してRFIDタグ内のチップを3つ使用することで、接触箇所を判別する。これにいより3×3のマトリックスで上下左右の位置を検出し、9種類のコマンド入力が可能になる。

photo Tip-Tapは、9種類のコマンドを入力できる

 接触した際の触覚フィードバックも得られるので、手元を見なくても直感的な入力ができる。

 デバイスがかさばらず、動作は目立たず、直感的な操作ができることから、屋外でのデバイス(スマートフォン、ワイヤレスイヤフォン、スマートウォッチ、ARグラスなど)操作に適しているとしている。

 タトゥーシールのように指先に貼り付けるだけでなく、分厚いバイク用グローブや、使い捨ての外科用手袋にも取り付けられるので、さまざまなシーンでの活用が可能だ。

photo 分厚いグローブにTip-Tapを取り付けた様子
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この記事の著者

山下裕毅
山下裕毅

2014年から幅広い分野の研究論文をピックアップして解説しているメディア「Seamless」(シームレス)を主宰している。

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