マスクド・アナライズのAIベンチャー場外乱闘!

半沢直樹は東京中央銀行にAIを導入できるか? 技術導入の責任論を考える(3/5 ページ)

 問題を起こしたAIを修正するだけでは、事態を収拾できないでしょう。金融業の社会的意義は大きく、AIに対する責任の所在や、世論の反発も予想されます。取引先や競合他社に対する面子もあり、監督する金融庁は沽券(こけん)にも関わります。

 そこで最後に残るのは、責任や謝罪やケジメといった、いわば感情論です。

 ここで半沢直樹における「土下座」という答えがあります。土下座はいわば最後の切り札。根本的な解決策ではありませんが、組織と感情の面では非常に有効です。

 人間の土下座によって関係各所の留飲を下げることができても、AI自体は責任を取ることはできません。人間が退職すれば反感は収まりますが、AIを停止させても納得はしません。

 理論ではなく感情が勝る場面において、責任を取れるのはAIではなく人間であり、土下座なのです。

土下座の効果

テクノロジー利用の責任の取り方は東証のシステム障害会見に学べ

 では、テクノロジーの利用における責任は、感情論としての土下座でいいのでしょうか。批判的な感情に対して、事態を収集させる手段は土下座だけでしょうか。

 失敗すれば担当者をクビにして、別の人間にすげ替える罰ゲーム要員を配置しても、組織におけるデジタル化は進みません(ドラマでも銀行における減点主義が描写されており、失敗すれば出世どころか安定した地位さえも脅かされます)。

 このような複雑化するITにおける責任問題について、一つの形を見せたのが東京証券取引所です。

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自称“AI(人工知能)ベンチャーで働きながら、情報発信するマスクマン”こと、マスクド・アナライズさんが、AIをめぐる現状について、たっぷりの愛情とちょっぴり刺激的な毒を織り交ぜてお伝えします。

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