小寺信良のIT大作戦
「音がいい」だけじゃ物足りない Qualcommの調査から見えたワイヤレスイヤフォンの未来像(5/6 ページ)
一番影響を与えるのがアクティブノイズキャンセリング(ANC)だ。日本市場に限れば、ノイズキャンセリング搭載でも1万円程度の製品が登場してきており、ノイズキャンセリングの低価格化が起こっている。
現在日本国内で入手できる完全ワイヤレスイヤフォンのうち、アクティブノイズキャンセリング対応製品がどれぐらいあるのか。ここでは価格.comのデータを使って調査してみる。
価格.comは過去製品も掲載されているため、現行商品を絞り込む必要がある。そこでBluetooth 5.0以降という条件でフィルタリングしたところ、433の製品が該当した。このうちアクティブノイズキャンセリング搭載製品は79あり、割合にしておよそ18%という結果となった。
Bluetooth 5.0以降で最古の対応製品は、2019年7月のソニー「WF-1000XM3」と、同年10月のApple「AirPods Pro」である。これ以降の発売製品数を月別に追っていくと、おおむね夏前の6月ごろと、秋口の11月ぐらいに新製品発売のピークがあることが分かる。
2021年はまだ9月以降のデータが十分にそろっていないが、Apple AirPods 3の発表も間近といわれており、秋口には多くのノイキャン製品が登場しそうだ。
とはいえ、キャンセリングの効きの強い・弱いの差は製品ごとに如実に出るようになっており、評価軸は単に「機能の有無」から、次の段階に入りつつある。
一方ハイレゾに対応した製品は現状では5つしかなく、筆者の知る限りあと2つの製品がユーザーテスト中なので、まもなく7つの製品が市場に出揃うはずである。なおハイレゾ対応は必ずしもLDAC対応を意味しておらず、aptX HD対応製品も含まれる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
小寺信良のIT大作戦
ベテランのテクノロジーライターである小寺信良さんがIT分野全般にわたって考察する。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
7
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
8
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
9
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
10
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR