ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?

「VOICEPEAK」と「CeVIO Pro」、 新しい音声・歌声合成製品はどこがすごいの? 商用可能でMac対応でほぼ人間(2/4 ページ)

Macに対応

ヤマー それ以外の共通点とは?

マツ 歌声合成にしろ、音声合成にしろ、従来はWindows先行で、Mac版はほとんどなかったんです。

ヤマー 今回、会社は違いますが確かにどちらもMac版がありますね。

photo VOICEPEAK

マツ 商用ソフトでMac版があるのはずいぶん長い間VOCALOIDくらいで、それにしても相当長く待ち望んでやっと出てきたもの。2007年に初音ミクが登場しましたが、VOCALOIDがMacで使えるようになったのはその6年後の2013年です。

 その同じ年、2013年にはCeVIOの最初のバージョンが出たのですが、これはWindows版のみ。僕はiMacとBoot Campで使っていました。

 歌声合成では2020年に「Synthesizer V」が出て、これにはMac版もありましたが、「Macで歌声合成」は長い間、選択肢がほとんどない状態だったわけです。

 これが音声合成となるとさらに少なくて、多彩なバリエーションを持つ商業製品としては皆無といってよかった。フリーウェアでは、CeVIOを開発した名古屋工業大学の方々が開発したOpen JTalkを使った「SHABERU」があり、僕の声を音声合成の音源にしたりしているんですが(笑)

 2018年からは、自分の声だったら、iPhoneで手軽に作って自分で使うこともできるようになりました。

 それで、VOICEPEAKのMac版が出るって言ったときに思わず声を上げたくらい。そしたらその翌日、CeVIOの進化版であるCeVIO ProもMac版が出るという。CeVIOが最初出たときに、Mac版作ってくださいとお願いしてから9年か……。

 CeVIO Proのデフォルトボイスライブラリとデモソングも出ました。「知声」(Chis-A)というキャラクターです。これが無料で商用制限ほぼなしなんですよ!(サンプリングして販売とかはダメ)

ヤマー (めっちゃ語るな……) これ、なぜ今までMac版がなかったんですか?

マツ 単純にリソースの問題かと思います。

ヤマー 開発リソースってことですかね? スタッフ不足と。

マツ そうですね。まあMacユーザーの比率が少なかったというのもありますが。

ヤマー ソフトウェアあるあるですね。

マツ 今回Macに対応した背景として考えられるのは、VOICEPEAKをAHSと共同開発しているDreamtonicsは「Synthesizer V」という歌声合成ソフトを作っていて、これにはMac版もあるから、開発できる基盤があったとはいえるでしょうね。

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ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?

経歴だけは長いベテラン記者・編集者の松尾(マツ)と、幾つものテック系編集部を渡り歩いてきた山川(ヤマー)が、ネット用語、テクノロジー用語で知らないことをお互い聞きあったり調べたりしながら成長していくコーナー。交代で執筆します。

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