プラマイデジタル
レベル4の自動運転を実装するのに必要なものとは何か?(2/3 ページ)
多様な自動運転車を混在させて運用
実際、使用する自動運転バス「NAVYA ARMA」はレベル4相当の性能を持ち、すでに国内外のあちこちで運用されている。レベル2の性能を持ち、ティアフォーが開発に参加するJPN TAXIの自動運転タクシーは、都内の公道を走行する実証実験でも使用されている。その他の低速自動走行モビリティ「iino」(イーノ)や、追従型パーソナルモビリティ「PiiMo」(ピーモ)も含め、いずれのモビリティも性能面ではほぼ実装可能なレベルにある。
コースには信号のある交差点や横断歩道、側道が設けられ、実際の交通ルールーに従って運用する。運用に関するシステムは、ソフトバンクの社内ベンチャーでスマートモビリティサービス向けのシステムを開発するBOLDLYが担当し、モビリティの遠隔コントロールは、パナソニックのクロスエリアを活用している。会場に設けられた遠隔監視室では、運用に必要なスタッフの人数や配置などについても検証が行われる。
実験場は閉鎖空間なので複数のモビリティが同時に走っていても、運用するのはそれほど難しくないように思える。しかし、モビリティによって自律走行したり、遠隔コントロールしたり、一般の利用者が運転するなど条件が異なるため、システムを連携して一括管理するにしても限界がある。
例えば、ロボットが荷物を運ぶために走っている時にどう追い越せばいいか、シチュエーションによってどう安全を確保し、事故につながらないようにすることはできるが、安全を優先するあまり渋滞を引き起こしたり、バッテリー切れになるような事態に陥ってはいけない。サービスとしての移動効率や快適さも考える必要があり、だからこそ今回の実証実験が必要だと感じた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
プラマイデジタル
注目されるデジタルテクノロジーをプラスとマイマスの両方から考察する、ジャーナリストの野々下裕子さんによる連載コラム。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
AIに200万円渡してネットショップを1年運営させてみた──Alibabaの研究者らがシミュレーション 資産14倍の例も
-
7
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
10
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR