NEWS Weekly Top10
Facebookから“著名人詐欺広告”激減? 「対策できるのにやらなかった」疑惑
ITmedia NEWS Weekly AccessTop10
ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は6月1~7日までの7日間について集計し、まとめた。
先週のアクセストップは、スマートフォンのSIMカードが犯罪者に乗っ取られ、スマホにひも付けられたサービスにログインされたり、電子マネーで勝手に買い物されたりしてしまうという「SIMスワップ」を解説する記事だ。
東京都議会議員が被害にあい、PayPayを使い込まれたり、200万円以上もする腕時計を購入されたりしたという。SIMスワップの手法や対策は、記事に詳しく書かれている。
Facebookから“著名人詐欺広告”激減? 「対策できるのにやらなかった」疑惑
ところで、最近Facebook広告が変わった気がする。少し前まで大問題になっていた、著名人をかたって投資を勧誘するなりすまし広告が急に見られなくなったのだ。
なりすまし広告はちょっと前まで、Facebookで大量に表示されていた。「Facebookに問題を報告しても削除されない」といわれ、2023年後半ごろから、なりすまし被害にあった著名人が声を上げ始めた。
23年8月、起業家の前澤友作さんが日本法人のFacebook Japanに対して説明を求める内容証明を送付。その後、前澤さんをはじめとした著名人が続々と声を上げたが、Facebook側の対応は進まず、詐欺被害は拡大した。24年4月15日には、Facebook・Instagramの広告から投資詐欺被害にあった男女4人が、Facebook Japanに損害賠償を求める訴訟を提起している。
さらに前澤さんは24年4月10日、米Metaを提訴する意向を表明。これに慌てたのかMetaは4月16日、「著名人になりすました詐欺広告に対する取り組みについて」と題した声明を出したが、「詐欺広告対策に取り組んでいるが、世界中の膨大な数の広告を審査することには課題も伴う」などと、言い訳のような内容にとどまった。
前澤さんはこの声明に怒りを表明。予告通り5月15日、MetaとFacebook Japanに「1円」の損害賠償を請求する訴訟を東京地裁に提起した。5月には政府でも、なりすまし広告対策が議論の俎上(そじょう)に上っている。
筆者は毎日Facebookにアクセスし、広告の状況を見ていたが、5月ごろから急に、著名人の投資詐欺広告を見なくなった。
Metaは4月まで「世界中の膨大な数の広告を審査することには課題も伴う」などと、詐欺広告対策がいかに難しいかをアピールしていたが、訴訟を提起されたり、日本政府が問題視したりしたタイミングでたまたま、なりすまし広告の「課題」が解決し、対策ができるようになったのだろうか?
本当は対策はできるのに、広告収入が減ることを恐れて対策していなかったように見えるが……真相はどうあれ、対策が行われたとしたら、それは良いことだ。遅すぎたとしても。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
NEWS Weekly Top10
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR