サダタローのゆるっとマンガ劇場
まさに実写化のお手本のようだった映画「はたらく細胞」、それでもマンガ家が気になった部分は?(1/7 ページ)
人気マンガを原作とする実写映画「はたらく細胞」が12月13日に公開されました。人間の体内で起こる様々な症状を、擬人化された細胞たちを通して楽しく学べるということで原作マンガは大ヒットしたわけですが、その独特な体内の世界観が果たして実写で再現できるのか、個人的には結構不安でした。実際はどうだったのでしょうか。
© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.
実際に映画を見てみると、その原作再現度の高さに驚きました。赤血球役の永野芽郁さんや白血球(好中球)役の佐藤健さんなどキャスティングは全く違和感ナシ。映像としても文句なしだと思います。
そして原作を改変した部分も素晴らしかったです。この映画では、細胞たちが働く体の持ち主である、漆崎親子という人間側のパートを追加することで、体内で起こっていることをより分かりやすく見せることに成功しています。不摂生をしていた父親・阿部サダヲさんやその娘役・芦田愛菜さんなど、実力派の俳優さんによるお芝居も見ごたえ十分です。
ただ、違和感を覚えた部分もありました。この映画の後半では、ある大きな病に漆崎親子とその体内の細胞たちが立ち向かっていくことになります。体内と体の外、それぞれが病に抗う姿には思わず泣いてしまう人も少なくないでしょう。つまりシリアスかつ重い内容なので、原作の雰囲気を期待していた人は、面食らうのではないでしょうか。
また、人間パートと体内パートそれぞれで、かなりしっかり各キャラクターのドラマが展開されるので、個人的には少し冗長な印象も受けました。そこを丁寧な描写と感じるか、冗長だと感じるかで、この作品の評価が分かれるかもしれません。
それでも全体を通して見れば、原作再現も素晴らしければ改変部分もよくできていて、まさに実写化のお手本といえる作品だと思いました。「笑って泣けてタメになる」という公式の宣伝文句に偽りなし。この年末年始、家族でこの映画を楽しむのもアリだと思いますよ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
サダタローのゆるっとマンガ劇場
漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
2
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
3
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
4
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
5
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
6
ジョーシンへの不正アクセス、最大623万件漏えいか 運転免許証2件・マイナカード1件なども
-
7
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
-
8
タイムズカー流出で顧客らが損害賠償求め運営会社提訴へ サイト開設の弁護士が記者会見
-
9
Xの「いいね」長押しで1ドル送金 マスク氏が“投げ銭”機能を予告
-
10
「漏えい」の一言で素通り客が振り返る──相次ぐ情報流出の中で開幕のセキュリティ展示会 来場者の態度も激変
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR