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「龍が如く」新作ドラマが楽しすぎた──原作ゲーム大好きマンガ家をうならせたチープだけど魅力的な仕掛けの数々(1/7 ページ)

 セガの人気ゲーム「龍が如く」シリーズの最新作「龍が如く 極3」(以下、極3)が2月12日に発売されました。これに先駆けて、Amazonプライムビデオで「龍が如く Powered by 日本統一」が10日から配信されています。極3以前のストーリーが分かる、3話(約3時間)の実写ドラマです。

「龍が如く Powered by 日本統一」はAmazonプライムビデオで見放題配信中©SEGA

 実はアマプラでは、2024年にも「龍が如く~Beyond the Game」というドラマを製作しています。詳しい感想は過去のマンガを読んでほしいのですが、個人的には正直言って面白くありませんでした。しかし、今作は最後までとても楽しく見ることができました。

 タイトルからも分かる通り、今作は極道を題材にした人気の「Vシネマ」シリーズ「日本統一」のキャストやスタッフによって製作されています。極道モノを長年作ってきた人たちによるその演出はやはり間違いなく、特にバトルシーンは迫力満点で見応え抜群です。

 一方で、今作はかなりの低予算だったようで、撮影期間はわずか11日間とのこと。そんな状況下でゲームの世界観を再現するため、本作ではなんと原作ゲームの映像をそのままドラマの背景として合成するという手法をとりました。主演の本宮泰風さんがゲーム映像の神室町を歩き回る姿は、かなりシュールです。

 さらにはドラマの中にゲームと同じメッセージウィンドウが出てきたり、バトル中にゲームと同じエフェクトが出てきたりと、かなりトリッキーな演出が目白押し。それらの演出も含め、ドラマ全体を通して低予算ゆえのチープさが満載でした。でも、それがいいんです。

 人によってはフザけている、見ていられないと感じるかもしれません。しかし個人的には、ゲームをしっかり再現する、といった一点に注力した今作の演出はかなり好印象。全体的なチープさも、元々Vシネマを意識していたであろう龍が如くの世界観と妙にマッチしていて、逆に味があるように感じます。

 実際、SNSを見ても評判は良いようですし、アマプラの星評価も4.5と高評価(2月19日時点)。龍が如くファンに“刺さる”作品だと思いました。

 何より、低予算でもアイデアと元の作品への理解があれば良作が作れることを改めて示してくれたことが、ボクはとてもうれしいです。何でもアリな龍が如くの世界観があってこそ成り立つとはいえ「セットが作れないほど予算がないならゲーム画面を使えばいいじゃない!」という開き直──もといアイデアが、ゲーム実写化のハードルを下げるヒントになればいいな、などと考えています。

©SEGA
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漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語る4コマまんが新連載。たぶん週末に掲載します。

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サダタロー

1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixiv(http://pixiv.me/sadataro)やTwitter(@sadafrecce)でも活躍中。

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