小寺信良のIT大作戦
「PRO」の不満点をことごとく解消した「REON POCKET PRO Plus」使ってみた 従来機ユーザーにも朗報(2/5 ページ)
改良されたネックバンドの威力
今回ポイントとなるネックバンドの構造を見てみよう。従来のアームは製品の性格上、がっしりした男性の体格に合わせてあった。だがこの強力PROモデルも意外に日本で売れ、さらには女性ユーザーもいることから、オールマイティに使えるようになった。
今回は前作に比べると、根元からやや前向きに角度が付けられている。従来は首に引っ掛けるという支持方法だったが、背中から肩のほうに向かって角度が付いたことで、首だけに頼らず肩にも重量を分散、さらに首の細い人、身体の厚みの薄い人にもよりフィット感が高まった。
これは例えば、子供をおんぶした時のことを考えてほしい。子供の腕が首だけに巻きついていると、子供の身体が背中から離れて、首が苦しいだけでちっとも楽にならない。だが子供の腕が肩にかかってくると、重さが肩に分散されるだけでなく、子供の身体が背中と密着するので楽に背負うことができる。PRO Plusの新型アームは、こうした密着感を増しつつ、しっかり重量を保持できるようになった。
アーム自体の構造も変更された。以前のアームは、曲げても多少反発して元に戻ったりしていた。よって、戻りのマージンを見越して一旦強めに曲げて調整するみたいなテクニックが必要だった。だが今回はより簡単に曲がりつつ、曲がった状態を強く維持するようになっている。
昨年PROを購入し、なんだよ1年で買い直しかよと思っている方は、安心していただきたい。実はネックバンド部は、昨年のPROモデルと互換性がある。よって3300円で新型ネックバンド部だけ購入して付け替えれば、あなたもPRO Plusユーザーの仲間入りである。
冷却性能がアップしているなら同じではないのでは、と思われるだろう。これも安心していただきたい。今回のPRO Plusは、冷却時の快適性を追求するため、冷却面温度20°Cをターゲットとする新たなアルゴリズムを採用している。つまりPRO Plusの性能アップは、ソフトウェアによって実現している。本体部分は、PROとPRO Plusとでまったく同じもので、冷却能力には元々余裕がある設計だったわけだ。よって昨年のPROを新コントロールアプリ(Ver2.2.0以降)で使えば、PRO Plusになるというわけである。
もう一つ、地味ながら一部の方には重要な改良点がある。REON POCKETには上部に放熱機構があり、それを平たいダクトを通じて排出している。つまり温風が出ているわけである。
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小寺信良のIT大作戦
ベテランのテクノロジーライターである小寺信良さんがIT分野全般にわたって考察する。
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