分かりにくいけれど面白いモノたち
魔法瓶の会社が「日傘」や「保冷バッグ」を作ったら……“遮熱”全振り、実用的な商品ができた件(5/7 ページ)
初の試みとなる日傘
保冷バッグに関しては、十分な歴史と実績があるサーモスだが、日傘に関しては完全に初の試み。しかし、「温度を、味方に。」というコンセプトのアパレル小物として、日傘というのはとても良い選択だと思った。もはや日本の夏は日傘無しでは生き延びられないくらいで、ここ数年はついに男性も当たり前に日傘をさすようになっている。そして、&ONDOの高遮熱タイプの日傘は、初期ロットが発売から約1カ月で完売している。
「COOL遮熱 日傘 高遮熱タイプ」は、撥水加工やUVカット加工を施したファブリックの裏にラミネートフィルムを貼った二層構造で、これ自体は、他メーカーの高遮熱日傘と同じだ。ただ、この傘がすごいのは、ホワイトだけでなく、全ての色で遮熱率60%以上を実現していること。ホワイトのみなら60%を実現している製品はあるものの、他の色でもその数値は、明るい色のみのラインアップとはいえ中々ない。しかも重量も約260gと、かなり抑えられている。
「ラミネートフィルムは、遮熱効果のある日傘の定番素材ですが、生地はオリジナルです。高密度な二重織りの生地と呼んでいるのですが、生地を織るときに打ち込んでいく糸の本数が多く、それを極めて隙間がない状態で高密度に織っています。これ、コートやアウターを作るような織り方の生地なんですよ。なので、どうしても厚くなってしまいましたが、生地自体も遮熱効果が高いんです」と星野さん。
実際、生地は厚ければ厚いほど遮熱効果は高まるのだけど、厚くしすぎると傘が重くなるし、畳みにくくなってしまう。今回採用された生地は、高密度で織って隙間を最小限にすることで、ただ厚くするよりもさらに遮熱効果が向上している。ただ、それだけでは遮熱率60%に届かないので、それを補完するためにラミネートフィルムを貼って、さらに遮熱率を上げたということだ。
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ITから文房具まで幅広く活躍するベテランライター、納富廉邦さんが言語化しづらいけど面白いガジェットやサービスを分かりやすく解説します。
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