小寺信良のIT大作戦
ソニーとシャオミ、その対照的なスマートフォン戦略 炎上した「AIカメラアシスタント」の実際は?(2/4 ページ)
「ライカ共同開発」で押すXiaomi
Xiaomi 17T ProとXiaomi 17Tのカメラは、3カメラともライカ共同開発であることが強調された。こちらはレンズ自体がLeica Summilux光学レンズである。特に17Tは、Pro以外でライカ共同開発カメラを搭載した、初のモデルとなる。
これまでXiaomi Tシリーズは、他社に対する「フラッグシップキラー」として機能してきた。一方、今回の17Tシリーズは、「全方位型のイメージングモデル」という立ち位置である。
望遠側は35mm換算で115mmと、かなりの長玉だ。さらにセンサークロップで光学品質230mmの画角も提供する。これはメインカメラの10倍となる。
このスペックは「Google Pixel 10 Pro」に近い。このモデルは生成AIを使って100倍までのズームを実現するとして、実用性は別としてある意味スマホ望遠にインフレを起こした張本人である。17Tシリーズも同様に、「AIウルトラズーム」として20倍から120倍のズームを実現するという。つまり460mmから2760mmということになる。当然ベースになるのは望遠カメラだろうから、実質的には望遠の焦点距離である115mmから最大24倍の拡大ということになる。
17Tシリーズでは、望遠カメラのテレマクロ撮影にも対応した。最短30cmまでのマクロ撮影ができる。ただこの機能も、Pixel 10 Proが「マクロフォーカス」としてアピールしたように、昨今スマートフォンの望遠カメラで主流になりつつある。テレマクロは被写体に接近しなくても大きく撮影できるため、スマホ自身の影が被写体に被らないというメリットがある。
撮影機能でも、Leicaフォトスタイル、Leicaフィルター、Leicaクラシックシャッター音、Leica透かしなど、全面的にLeica押しとなっている。Leicaのカメラやレンズを買うより、全然安くLeicaの絵が楽しめるスマホというわけだ。
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小寺信良のIT大作戦
ベテランのテクノロジーライターである小寺信良さんがIT分野全般にわたって考察する。
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