分かりにくいけれど面白いモノたち
お湯が固形化したみたい? 「STTA テックオシボリ」担当者に聞いた新素材の特性と“気持ち良さ”の秘密(4/6 ページ)
私はたまたまテックオシボリを入手した直後に、白内障の手術をしたため、約2週間も顔が洗えないという事態になり、そこで「あれ? 今こそ、テックオシボリの出番では?」と思って使い始めた。
これが、思った以上に快適だったのだ。眼科では「濡れタオルとかで拭くくらいにとどめてくれ」と言われていたのだけど、濡れタオルだと、顔を洗った時の爽快感が全く感じられない。顔にあたる水分量が圧倒的に足りないのだ。
その点、テックオシボリは膨大な量のお湯(耐熱温度は60度)を内部にとどめた状態で顔を拭くことができる。ほとんど、お湯が固形化した状態になっていて、顔に当たると液体に戻るという感じなので、かなり顔を洗っている感覚に近い。しかも、目の周囲は濡らさないようにすることができる。これは本当に助かった。
さらに、よく絞って内部の水を出しておけば、あとは付属のケースの上に垂らして乾かすだけ。2時間足らずで乾くので、朝昼夜と顔を拭くことができたし、2週間の間、ただ絞って乾かすだけで、臭うこともなかった。
今回の取材で今井さんに手入れの方法を聞いたら「基本は、何度か水洗い、絞るを繰り返せば大丈夫です。気になる場合は、ハンドソープで洗えば問題ありません。ポイントは、よくゆすいで、しっかり絞ることですね」ということだった。ネットに入れて洗濯機というのもよいけれど、そこまでする必要はほとんどないだろうという。
素材の特性として、高い吸水性と同時に、排水性も高いので、絞ると内部の水分はほとんど外に出ていく。この水切れのよさも、普通のスポンジとは違うところで、それこそ外出先で使うなら、よく絞れば、くるくる巻いてケースに入れたら、バッグに入れて持ち歩いても、バッグの中で水漏れを起こすこともない。また、乾くと固くなる特性があるので、完全に乾いたことが見た目で確かめられるのも、個人的には便利だと思った。
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ITから文房具まで幅広く活躍するベテランライター、納富廉邦さんが言語化しづらいけど面白いガジェットやサービスを分かりやすく解説します。
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