AWS Summit Japan 2026
Anthropicの営業はAIエージェントをこう使う! 日本法人メンバーが明かす手の内(2/2 ページ)
メールの精度が課題に 対策は「共有ナレッジベース」
ただ、運用開始当初には課題もあった。特に目立ったのはメールだ。
エージェントが作成するメールの下書きは、上部に内容のサマリーを記載し、その下に実際のメール文面を続ける構成だ。最終判断は必ず本人が行う。「私のほうでやることは、エージェントの出力をレビューして、内容が合っているかどうかを確認。変更したいところは変更して、サマリーを消して送っている」
ただし運用開始当初は下書きの精度が課題で「6割くらいは正しかったが、4割くらいは自分で全部いじっていた」という。プロダクトに関する事実の誤りだけでなく、文章のトーンを“自分っぽく”直す作業も都度発生し、その都度エージェントにフィードバックするのが負担になっていた。
この課題を解決するために導入したのが「共有ナレッジベース」だ。エージェント2、3、4がメールの下書きを作成する際、その下書きをファイルとしてPC上のローカルフォルダに一時保存。シャボズさんが実際に送信した内容と、もともとの下書きファイル後から比較し、差分を参考情報としてMarkdownファイルに蓄積する仕組みだ。これもClaudeと相談しながら構築した。
この仕組みを使い続けた結果、下書きの“正答率”は「今は9割くらいは正しい」レベルまで改善したという。
次の課題は社内展開 Claude Managed Agentsへの移行を検証中
個人の業務効率化はうまくいった一方、新たな課題も見えてきた。社内の他メンバーへこの仕組みを共有する際、現状はSkillsをダウンロードしてもらい、それぞれのリポジトリにアップロードしてもらうという、いわばマニュアルな作業が発生している。
そのためシャボズさんは現在、全エージェントをAnthropicが新たに展開するエージェント基盤「Claude Managed Agents」に移行する試みを検証中だ。同サービスを使えばエージェントのシェアや一元管理が容易になるといい、これによる社内展開を見込んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR