小寺信良のIT大作戦
ガッツリ冷える水冷ベストが“Pro”に進化 冷却性能1.6倍の新モデル「ChillerX Pro」を試す(4/4 ページ)
とにかく指がクタクタになりながらどうにか2本のチューブを完成させ、追加で水を補充して冷却ユニットを独立させてみた。
チューブの長さは椅子に座った状態で床に置けるほどには長くないので、サイドテーブルみたいなものが横にあるといいだろう。電源はACアダプターから取るので、バッテリーは不要である。静かな室内では「バー……」というポンプ音が聞こえるが、ほかに人がいなければ迷惑にはならない。
断熱材とチューブが背中を通るので多少ゴリゴリするが、背骨に沿ってチューブをさばいていけば、それほど違和感はない。動作開始から1分ぐらいでヒエヒエになる。エアコンとの併用では、Ecoモードで十分だ。重機作業などもこの方法で、座席に座った状態で使用できるはずだ。
現在着衣型の冷却商品は、冷却物質を体に当てる接触式、ファンで服内に風を通す空冷式、本機のように水を循環させる水冷式の3種類に分かれる。手軽なのは接触式で、電源不要で装着するだけなので、子供用、ペット用などへの展開が見られる。温度は一定に保たれるものの、服の上からはあまり冷たさが感じられないという弱点がある。
空冷式は、基本的に汗をかいた後、それを気化させることで温度を下げるので、汗をかくことが前提になる。汗の臭いが気になる人には、空冷式はあまりお勧めできない。
一方水冷式は、冷却ユニットが必要なために大掛かりではあるが、汗とは関係なく温度を一定に保つので、過酷な暑さにも対応できるのがメリットだ。
着衣型冷却製品は、体は冷えるものの、頭部の保護は欠かせない。また装着物が増えることになるので、それが作業時のハンデになることもある。
冷却グッズの性能を過信せず、適切な休息や水分補給といったことも忘れないようにしたい。
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小寺信良のIT大作戦
ベテランのテクノロジーライターである小寺信良さんがIT分野全般にわたって考察する。
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