小寺信良のIT大作戦
ガッツリ冷える水冷ベストが“Pro”に進化 冷却性能1.6倍の新モデル「ChillerX Pro」を試す(2/4 ページ)
今回改良されたユニットは、底面吸気、上方斜め45度に排気に変更された。これにより、背中をぺったりどこかにくっつけても機能する。また排熱が体に当たらないよう工夫された。
2つめの課題は、「バッテリー交換の手間」である。今回は4連ヒートパイプと、高さが約4倍となる大型ヒートシンクを採用、さらには直径6cmのデュアルファンとしたことで、排熱効率をアップした。これにより、前作は2万5000mAhバッテリーで「Maxモード」が約1時間18分、「Ecoモード」は約2時間30分であったところ、今回は2万mAhバッテリーでMaxモード約1時間24分、Ecoモード約3時間を実現した。Maxモードは50W、Ecoモードは25Wで動作する。
また前作では、酷暑環境下では冷えを感じにくいという課題もあった。これは熱によるセーフティ回路作動が原因だったことが分かった。そこで今回はファンで電子基板全体を冷却する設計としたことで、セーフティ回路による性能ダウンを抑制した。
また動作音に関しても、冷却効率を上げるにはファンの風量を増やす必要があるが、大型ファンを高速で回すのではなく、ファンを2つ使って風量を稼ぐという方法で抑制した。とはいえ、音の大半は水を循環させるポンプ音なので、ものすごく静かになったというわけではない。
またこれは前モデルから対応しているが、延長チューブを用いることで、冷却ユニットをベストから分離できるようになっている。椅子に座るときに腰にユニットがあるのが邪魔な場合には、延長して横や下に置ける。また室内で使用する場合には、バッテリーからではなくUSB Type-C対応のACアダプターや、大型ポータブルバッテリーなどにつなぐことで、半永久的に冷却が可能になっている。もちろんこの場合は「ひも付き」になってしまうので、トイレなどに行く際には脱ぐ必要がある。
実際に屋外で使ってみる
せっかく実機もお借りしているので、屋外で試してみた。当日筆者の住む地域では、天気は晴れたり曇ったりしていたが、気温は35℃以上を記録していた。この状態で40分のウォーキングを実行した。医師からはあと3kg痩せるように指示されており、雨が降ろうが風が吹こうがウォーキングを続けている。ウソ、雨の日は休んでいる。
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小寺信良のIT大作戦
ベテランのテクノロジーライターである小寺信良さんがIT分野全般にわたって考察する。
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