不正アクセスで一部停止中のNTT西子会社レンタルサーバ、復旧見通しを公表 調査完了は8月末見込み
NTT西日本子会社のNTTスマートコネクト(大阪市北区)は8月19日、不正アクセスを受けて一部停止しているレンタルサーバサービス「スマイルサーバ」について、復旧に向けた見通しを発表した。調査でユーザーのデータに影響がないと確認できた場合、サービス停止時点の環境を「復旧環境」として用意し、9月中旬ごろの提供開始を目指す。
不正アクセスは7月24日に確認した。スマイルサーバの一部サーバ設備2台(「jm9」「jm10」)が対象で、被害の拡大を防ぐため同日午後1時に両設備上の全サービスを停止。この2台以外のサーバを利用するユーザーへの影響はないとしている。
現在は外部の専門調査機関による調査を実施中で、原因や影響範囲、データへの影響の有無を確認している。完了は8月末の見込み。関係省庁には所定の報告を完了しており、同日までに確認した範囲では、ユーザーの情報が外部に漏えいした事実はないという。調査の結果、漏えいが判明した場合は対象ユーザーに速やかに個別連絡する。
停止中の設備に保存してあるユーザーのデータは、現時点で返却できていない。設備が調査対象であり、不正アクセスの影響を受けた可能性を否定できないため、データを渡すとユーザー側の環境で二次被害が生じる恐れがあるとの判断だ。このためユーザーはWebサイトやメール環境の再構築が必要になっており、27日からは代替サーバを提供している。
復旧環境の提供が始まれば、ユーザーは復旧環境からデータを取得して代替サーバで活用するか、復旧環境をそのまま使い続けるかを選べるようになる。ただし提供時期は調査結果により前後する可能性があり、確度の高い見通しは調査完了後にあらためて案内するとしている。
同社は不正アクセスの確認当日に対策本部を設置し、原因調査やユーザー対応を進めてきた。再発防止策は調査結果を踏まえて策定する。ユーザーに対しては、停止中の設備で使っていたFTPアカウントやメールアカウントと同じパスワードを他サービスでも使っている場合は変更を検討するよう呼び掛けたほか、同社を装う不審なメールや電話への注意も促した。
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