「壁紙DIY」とイマドキの超短焦点4Kプロジェクターを寝室で試したら検証が止められなくなった(2/3 ページ)

あえて「寝室の普通の壁」に映してみる

 とはいえ、日本の住宅事情を考えると「スクリーン必須」はやはりハードルが高い。リビングにはすでにテレビがあり、寝室や書斎に導入したいが、スクリーンを置くスペースはない、というケースは多いはずです。

 そこで今回は、スクリーンを置けない場所の代表格である「寝室の普通の壁」にあえてAetherionを持ち込み、どこまで実用になるのかを試してみました。

 テスト環境は、寝室にある幅2m強の壁面です。専用のスクリーンはなく、表面に小さな凹凸のあるごく普通のクロスが貼られています。ここにAetherion Maxを設置し、幅いっぱい、約97インチ相当のサイズで投影してみました。

 ここで面白い偶然がありました。普段、寝室で適当に使っていたラックの上に本体を置いたところ、床からの高さが83cmになり、これが天井ギリギリまで大画面を投影するのにベストな高さだったのです。

 さらに、本体背面から壁までの距離を測ってみると14cm。Aetherion Maxの公式スペックでは「壁から15.8cmの距離で100インチを投写可能」とされています。今回はそれより少しだけ壁に寄せていますが、それでも実測で幅2.14m(約97インチ)という、ほぼ100インチに迫る大画面が成立したことになります。大がかりな工事や調整は一切なく、ただラックの上に置いただけです。

寝室のラックに設置したAetherion Max。大がかりな工事は不要
壁際から14cm離すだけで、約97インチ(幅2.14m)の大画面が手に入る

 結論からいえば、驚くほど“見られる映像”でした。クロスの凹凸があるため、超短焦点特有の歪みや影が気にならないか心配でしたが、実際に投影してみると意外な発見がありました。

 明るく輪郭がはっきりしたアニメ映像などよりも、むしろSF映画のような「比較的暗い画面が続く作品」の方が、壁の凹凸や粗が気にならず、映像の世界に没入できたのです。最近の例で言えば、Amazonプライムビデオで配信が始まった「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のような、宇宙空間や暗い船内が続くような作品がまさに最適でした。

寝室の普通の壁に投影した様子。クロスの凹凸はあるが、明るさも発色も十分(出典・YouTube、投稿主了承済み)
3300 ISOルーメンの高輝度とRGB 3色レーザーの鮮やかな発色が、壁のネガティブな要素をねじ伏せている

 3300 ISOルーメンという高輝度と、RGB 3色レーザーによる深い黒の表現力が、壁のネガティブな要素を力業でねじ伏せている印象を受けました。スクリーンがなくても、これだけの映像が出せるポテンシャルには素直に驚かされます。

アニメやYouTube動画など、輪郭がはっきりしたコンテンツであれば壁でも十分に楽しめる
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この記事の著者

いしたにまさき
いしたにまさき

ブロガー、ライター、アドバイザー、プロダクトデザイナー。2011年アルファブロガー・アワード受賞。ひらくPCバッグシリーズのデザインにて、2016年グッドデザイン賞受賞。

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