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IRI、大阪なんばでIPv6とRFIDタグを用いた歩行ナビ実証実験

» 2004年02月04日 21時01分 公開
[RBB Today]
RBB Today

 インターネット総合研究所(IRI)は、2月9日から2月22日までIPv6とRFIDタグを用いた歩行ナビゲーションの実証実験を大阪なんばパークスにて実施する。

 実証実験では、IPv6に対応したソフトウェアと無線LANモジュールを内蔵したPDAを用いて進められる。このPDAにはRFIDタグリーダが内蔵されており、各店舗の商品付与されたRFIDの情報を読み込ませることで詳細が得られるのだ。さらに、このPDAに登録した商品をレジで精算することで、商品を宅配便で届けてくれる「買い物カゴ無しショッピング」も提供される。

 また、PDAは位置情報の取得も可能で、付近の買い物情報のプッシュ配信や歩行ナビゲーションなどの実験も行われる。ここで用いられる位置情報は、無線LANの電波の強度から割り出すほか、固定物に組み込まれたRFIDタグの位置情報も利用するとのことだ。

 なおこの実証実験は、通信・放送機構(TAO)から受託した「IPv6を利用した本格的なユビキタス環境と、プロバイダの制約のないネットワークを提供し、IPv6情報家電の普及に必要な基盤技術に関する研究開発」の成果として展開するものだ。