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2層DVD記録用に液晶で収差補正 シチズンが素子を開発

» 2004年03月08日 16時55分 公開
[ITmedia]

 シチズン時計は3月8日、DVDの2層記録用に、光ピックアップ用レンズの球面収差を液晶を活用してアクティブに補正する素子を業界で初めて開発したと発表した。2層記録用DVDが今年以降本格的に普及するのを見込み、年内には月産500万台規模で量産する計画だ。

 独自開発の超小型液晶光学パネルと液晶駆動ICを一体化した素子。1層記録と2層記録の切り替え時に生じる球面収差をアクティブに補正する。安定した書き込みが可能な上、プレーヤー間の互換性も高められるという。+/−ともに対応し、現行ピックアップに搭載可能だ。

 同社では、既に1層記録用のチルト補正素子を月産100万台規模で製造・販売している。

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