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アルプス電気、記録密度120Gビット/平方インチのGMRヘッドを開発

» 2004年03月09日 20時26分 公開
[ITmedia]

 アルプス電気は3月9日、HDD用ヘッドの新製品として、記録密度を1平方インチ当たり120Gビットに高めた「HRGHL」シリーズを開発したと発表した。年末からサンプル出荷を開始、2005年初頭から量産出荷する計画。

 再生部では、素子膜面に対して水平に電流を流す従来のCIP(Current In Plane)−GMR再生方式をさらに深耕。さらにGMR積層部の膜厚や、材料組成の最適化などを行った。記録部では垂直記録方式を採用。従来の90Gビット/平方インチから記録密度を高めた。

 ヘッドの小型化も進めており、従来のスライダ容積の約70%減となる「フェムトスライダ」を開発中。成果は5月に開く「ALPS SHOW」で披露する。

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