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Windows XP SP2、日本語版RC1を公開

» 2004年03月30日 14時43分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは3月30日、Windows XP Service Pack 2(SP2)のRelease Candidate 1(RC1)を公開した。同社サイトからダウンロードできるが、開発者向け評価版としてサポートは行われず、導入は評価環境を用意した上で行うよう勧めている。製品版は今年上半期中にリリースする計画だ。

photo コントロールパネル内に新設される「Windows セキュリティセンター」

 SP2はセキュリティ機能を大幅に向上させる。まず、Windowsのセキュリティ機能を一元管理できる「Windows セキュリティセンター」をコントロールパネル内に新設した。ファイアウォールや自動更新機能、他社製アンチウイルスソフトの状態などを個別の設定パネルを開かずに管理でき、更新や追加セキュリティ対策を促す通知も行える。企業ユーザー向けに、セキュリティセンターの全機能をActive Directoryのグループポリシー機能で管理できるようにした。

 またファイアウォール機能はデフォルトで有効とした。ウイルスまん延の原因となったRemote Procedure Call(RPC)は、デフォルトでは認証されていない接続を拒否するようにした。またCOMの実行許可を細かく設定できるようにしたほか、スパム化が問題になっているWindows Messenger Serviceはデフォルトでオフにした。

 このほか、Internet Explorerにポップアップウインドウをブロックする機能を追加。Outlook Expressなどでの添付ファイル処理を安全に行えるようにする新API「Attachment Execution Services」に対応させた。Outlook Expressでは、HTMLメールの画像ダウンロードがデフォルトでオフになった。

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