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Brocade、中小企業向けのSAN新製品発表

» 2004年04月01日 08時11分 公開
[ITmedia]

 SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)のインフラソリューションベンダーである米Brocade Communications Systemsは3月31日、中小企業や大企業の部署・支店レベルにもSANを普及させていく新戦略を明らかにした。

 同社はその一環として、導入コストの低減を図ったSANスイッチ新製品のOEM提供開始を発表した。Hewlett-Packard(HP)、IBM、StorageTek、Sun Microsystemsが、自社のSANソリューションにこの新製品を採用する意向だという。

 Brocadeが今回OEM提供を開始したのは8ポートと16ポートのスイッチ。製品名は「SilkWorm 3250」と「同3850」で、小規模に導入し、ニーズに応じてアップグレードできるため、エンタープライズ級のスイッチと同程度の性能・信頼性を約束しながら導入コストの低減を図った製品だとしている。

 Brocadeの発表によると、HPは自社のStorageWorksシリーズで新しいSilkWormプラットフォームを採用し、低コストSANスイッチ製品群を展開する計画。IBMは、Brocadeの新スイッチ採用によってTotalStorageソリューションを中小企業顧客向けに拡大する見通し。Sunも、Brocadeの製品を使って中小企業顧客のニーズに対応していく予定だという。

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