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メッツがソフト部門を廃止

» 2004年04月02日 17時38分 公開
[ITmedia]

 メッツは4月2日、ソフトウェア部門の営業を廃止した。「G.CREW」や「筆自慢」などを販売していたが、今後はセキュリティ関連ビジネスに集中する。

 2004年3月期の同社売り上げは2億23000万円で、経常利益は9600万円だったのに対し、ソフトウェア部門は売り上げ2600万円で600万円の経常赤字だった。セキュリティビジネスに力を入れた結果、ソフトウェア部門の売り上げ比率は12%にまで下がったため、重要度が少なくなったと判断した。

 サポート対象となるは「G.CREW8 Plus」「PhotoCrew2 Plus」「筆自慢2004」の3製品は、6月24日で全サポートを打ち切る。今後は他社からの販売も検討するが、現状では未定としている。

 メッツは1999年、ブロードバンド時代の到来に先駆け、ソフト販売をすべてネット販売に移行するとして店頭への製品出荷を停止。東証マザーズ上場で調達した資金を充て、2000年にはネット直販を展開する新会社を設立した。だがユーザーにネット販売が浸透せず、苦戦した。

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