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XML対応強化のDOM Level 3 CoreなどがW3C勧告に

» 2004年04月08日 10時15分 公開
[ITmedia]

 標準化団体W3Cは4月7日、Web文書のコンテンツや構造、スタイルを処理する仕様「Document Object Model(DOM)Level 3 Core」と、プログラムやスクリプトで文書内容のロード、順列化、フィルタリングを行う仕様「DOM Level 3 Load and Save」をW3C勧告としてリリースした。

 DOMは文書やデータをプログラムで処理するAPI。DOM Level 3では、Level 2で対応済みのHTML 4.01、XML 1.0、Namespaces in XMLに加え、XML 1.1をサポート。XML Schema 1.0やSOAP 1.2といったほかのW3C勧告でも利用されているXML Information Setと連係するなど、XML対応を強化している。

 DOMモジュールには新たにブートストラッピングと呼ばれる機能が追加され、開発者はXHTMLやSVGなどの特定のニーズに合わせてDOM実装をリクエストできるようになった。XMLアプリケーションに合わせた複数のDOM実装を抱えるシステムを扱いやすくなるという。

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