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XP向け開発者、ようやくWindows 2000開発者上回る

» 2004年04月20日 08時36分 公開
[ITmedia]

 MicrosoftのWindows XP向けプログラムを手掛ける開発者の数が、Windows 2000向け開発者の数をようやく上回ったことが、調査会社Evans Data Corporationの調査で分かった。

 同社は北米の開発者500人以上を対象に調査を実施。それによると、Windows XP向けにプログラムを開発する開発者の数は過去6カ月で50%近く増大、過去1年ではほぼ150%の伸びを示した。これに対してWindows 2000向けの開発者は昨年中に約25%減少している。

 また、来年中にはVisual Basic.NETを使ったプログラム開発件数が、初めてVisual Basicの件数を上回ると予測。VB.NETの利用件数は過去6カ月で23%から29%に上昇、来年にはさらに30%伸びる見通しであるのに対し、VBの利用は来年30%減になると予測している。

 「当社の2001年春の調査ではWindows XPの出足が鈍かったが、2002年秋の調査以降、堅調な伸びを示していた。Linux向けのプログラム開発件数も昨年大きく上昇し、シェアは50%弱にまで伸びた」。Evansの調査担当ディレクター、ブライアン・クーパー氏はこう話している。

 このほか同調査では、本質的に最もセキュアと見られているOSでは依然Linuxが首位に立っているが、Windows 2003を最もセキュアなOSとする見方も過去6カ月で40%以上伸びている。

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