オムロンと三井物産ら、キャパシタ蓄電システムを本格展開へ
オムロンと三井物産など4社は4月26日、合弁でキャパシタ蓄電システム事業を本格展開すると発表した。ハイブリッド自動車や産業機器、“電気貯蔵庫”などの用途に注力し、2007年度に事業規模100億円超を目指す。
4社は、オムロンと三井物産、岡村研究所、パワーシステム。岡村研究所の岡村廸夫代表取締役が発明した電気二重層キャパシタ蓄電システム「ECaSS」(イーキャス)の普及を目指し、ECaSSを既に事業化しているパワーシステムにオムロンと三井物産が出資。オムロンはパワーシステムの筆頭株主となり、オムロンと三井物産は今後2年間で合計20億円規模の投融資を行う。
キャパシタ(コンデンサー)は、化学反応で蓄電する二次電池(充電池)と異なり、電気をそのまま蓄えることができるのが特徴。二次電池に比べ充電スピードや寿命などで優れるが、エネルギー密度が低いため蓄電デバイスとしての本格的な普及には課題があった。
合弁事業では当面、活性炭を使った従来型キャパシタの量産化を進めるが、高エネルギー密度な「ナノゲートキャパシタ」の実用化開発も進める。本年度内にニッケル水素充電池並み、2005年度にリチウムイオン充電池並みに引き上げて量産商品化する。
ナノゲートキャパシタは岡村研究所が1996年に原理となる現象を発見したもの。日本電子が開発を発表したナノゲートキャパシタも岡村研究所の成果に基づいている(関連記事参照)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
2
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
3
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
4
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
5
Xの「いいね」長押しで1ドル送金 マスク氏が“投げ銭”機能を予告
-
6
「楽天ドライブ」に不正アクセス 保存したデータなど1.5万アカウント分が取得・閲覧のおそれ
-
7
たばこ休憩なき時代の“一服”をどう取るか 温熱と“聞こえない音”で休む、JT子会社のアイマスクを試す
-
8
「能動的サイバー防御」きょう開始 警察・自衛隊などが攻撃元サーバを無害化 高市首相も狙いを説明
-
9
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
10
「漏えい」の一言で素通り客が振り返る──相次ぐ情報流出の中で開幕のセキュリティ展示会 来場者の態度も激変
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR