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IBMとSAP、小売業向けシステムで提携強化

» 2004年05月13日 08時37分 公開
[ITmedia]

 独SAPと米IBMは5月12日、ニューオーリンズで開催のSAPの年次カンファレンスSAPPHIREでグローバルな戦略提携の拡大を発表した。小売業者が消費者需要の変化と国際競争に対応して事業を戦略的に変革させられるよう、支援を提供することが狙い。

 両社は小売業向けエンドツーエンドのソリューションを共同で売り込みに当たることで合意。これは特に、IBMのストア機能とSAPの小売業ビジネスソリューションを活用した両社の小売業向け製品で構成される。

 「SAP for Retail」「SAP NetWeaver」「IBM Store Integration Framework」「IBM WebSphere」などを顧客のニーズに応じて組み合わせるほか、商品管理、POSデータ管理、商品・仕分けプランニングなどのソリューションとサービスを提供。さらに、データ管理とRFID導入用に最先端のオープンソフトへの移行を支援する。

 IBMとSAPが共同で提供する製品によって、小売業者は既存のアプリケーションを活用し、ITインフラを整備してコスト削減を図り、RFIDなどの新技術にも対応できるようになると説明している。

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