米携帯の草分けマッコー氏、新広帯域無線サービス立ち上げへ
米携帯電話業界の草分けとして知られるクレイグ・マッコー氏が、新たなコンシューマー向けブロードバンドサービスを立ち上げる。米首都ワシントンで開催のWireless Communications Associationの大会で6月2日、同氏が基調講演の中で発表した。
同氏はこのために「Clearwire」という会社を設立、その会長兼CEOに就任している。
Clearwireは“プラグ&プレイ”の広帯域無線サービス提供をうたっており、ソフトウェアダウンロードの必要なしに大抵のユーザーが15分以内にネット接続を開始できるサービスを提供するとしている。今夏、まずフロリダ州ジャクソンビルでサービスの提供を開始。来年には、米国内各地、および米国外市場にも進出を図る意向。
マッコー氏らは、2年以上前からClearwire立ち上げの準備を進めていたという。その過程で企業数社を買収。そのうちの1社で最近買収が完了したNextNetの技術が新サービスの基盤となるようだ。NextNetは、NLOS(Non-Line-Of Sight)プラグ&プレイ・ブロードバンド・ワイヤレス・アクセス・システムの開発企業。NextNetの技術は2年前から商用化されており、米国のほか、カナダ、メキシコ、アジア、アフリカなど世界の20市場で導入されているという。Clearwireは、自社独自の技術によって、同プラットフォームの強化を図るとしている。
「既存の通信大手と戦っていくのは大変なことだが、当社は、ワイヤレス分野で優れた顧客体験を提供してきた者たちの力を結集する。ワイヤレス技術は、ブロードバンドサービスの広範な普及をせき止めていたゲートを開き、非常にシンプルで満足のいく体験をコンシューマーにもたらす」(マッコー氏)
マッコー氏は、初の全米規模のセルラーネットワークを立ち上げた人物。同氏が設立したMcCaw Cellular Communicationsは1994年、AT&Tに115億ドルで買収された。マッコー氏はほかにも、Teledesic、XO Communications、Nextelなどのベンチャーに関わっている。
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