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Cisco、コンテンツネットワーキング事業を再編

» 2004年06月16日 11時33分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Cisco Systemsの情報筋によると、同社は6月14日、Content Networking Business Unit(CNBU)を廃止し、担当従業員と技術をMultiservice Customer Edge Business Unit(MCEBU)に移行させた。

 業界観測筋によると、この組織変更の結果として、Ciscoのスイッチやルータに、コンテンツキャッシングや負荷分散など、より高度な機能が追加されることになるかもしれない。またこの再編は、Ciscoがインターネットブーム時代に買収した一連の技術の価値の低下を物語っているという。

 「Content Services Switch」や「Content Engines」などの製品が、今後MCEBUの管轄となる。MCEBUは、いわゆる「融合型ネットワーキング製品」の開発担当部門。Cisco内部筋は、こうした製品には、Cisco 2600/3600マルチサービスルータなど標準的Ciscoハードウェアプラットフォームに採用可能な、音声/データアプリケーションが含まれると話している。

 Ciscoは15日、CNBUとMCEBUの統合を確認する声明を出した。

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