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富士通、Linux対応デジタル家電向けプロセッサを製品化

» 2004年07月06日 18時14分 公開
[ITmedia]

 富士通は7月6日、Linuxに対応したプロセッサコア「FR450」を開発、デジタル家電向けSoC「MB93461」として販売を始めた。

 同社プロセッサコア「FR-V」シリーズの新製品。MMU(メモリ管理ユニット)をサポートする標準的なLinuxに同シリーズとして初めて対応した。レッドハットが、FR450用Linuxと開発環境「GNUPro」のサポートサービスを行う。

 640×480ピクセルのMPEG-4エンコード・デコード対応機能やビデオ・オーディオインタフェース、USBホストをワンチップ化した。従来のSoC製品と比べ2倍の処理性能向上と消費電力の半減を達成。320×240ピクセルサイズのMPEG-4録画では、従来比2倍となる毎秒30フレームの処理が可能。MP3再生時、消費電力は従来の半分となる約50ミリワットに抑えた。

 サンプル価格は4500円。PCIバスなどを追加できるブリッジチップ2製品も販売する。

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