PCは黒字定着、携帯は不調 NEC
NECが7月28日発表した2004度第1四半期決算によると、PC事業は出荷台数を減らしつつも、3四半期連続で黒字を確保した。
前年度同期のPC出荷台数は65万台(通期270万台)。出荷台数は前年同期から減っているが、生産の5割を中国にシフトして原価低減したのが奏功し、利益率は向上した。中国生産率は7割にまで引き上げる予定だ。
一方、前年度の業績を引っ張った携帯電話は低調だ。端末売上高は前年度同期比7%減の1633億円。世界出荷台数は前年同期の410万台から330万台と2割減、国内向け出荷は同3割落ち込んだ。「前年はカメラ付き携帯電話の普及期だったが、今年は調整局面」(的井保夫取締役常務)。
端末の不調に比べ、携帯関連インフラ事業は好調だ。NTTドコモのパケット通信定額制サービス導入にともない、ネットワークインフラ需要が増大。端末部門のマイナスをカバーした。
サーバ販売などのコンピュータープラットフォーム分野は同11%増の970億円。サーバ価格の下落については、「昨年のような急減は今年はないようだ」(的井常務)と明るい見通しを示した。
連結売上高は前年同期比2.5%増の1兆561億円、営業利益は同37%増の165億円、純利益は同30倍の209億円。SI事業などで売り上げが伸びたほか、資材費のコストダウンやSCM改革などが奏功した。
今期の業績見込みに変更はない。
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