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郵政公社とエプソン、年賀状販売でタッグ――あややと辻&加護登場

» 2004年11月01日 14時17分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 日本郵政公社は11月1日、2005年度のお年玉付き年賀はがきを発売した。同社は今年、年賀はがきの販促キャンペーンをエプソンと協力して展開する。

 同日朝、東京中央郵便局で開かれた発売記念式典には、今年の年賀はがきCMに出演する松浦亜弥さんに加え、エプソンのプリンタCMに“年賀状大使”として新たに加わる「W」(ダブルユー)の辻希美さん、加護亜依さんが登場、日本郵政公社の生田正治総裁とともに年賀状発売を祝った。

左から加護さん、松浦さん、生田総裁、辻さん

 来年の干支・酉にちなんで、辻さんは「コケーコッコッコ」、加護さんは「コッカドゥルドゥルー」と“ニワトリ語”で自己紹介。それを松浦さんが「辻希美です」「加護亜依です」などと人間語に訳し、式典を盛り上げた。

「今年もできるだけたくさんの人に年賀状を書きたい」と松浦さん

 年賀状にまつわる思い出として松浦さんは「芋版の年賀状に感動した」、辻さんは「バレーボールのコーチからもらった、筋肉の写真付き年賀状が忘れられない」、加護さんは「卒業した中学の先生からの年賀状に感激した」などとエピソードを披露した。

加護さん(左)は「文字をいっぱい入れた年賀状を書きたい」、辻さん(右)は「自分の写真を使ってカラフルな年賀状を作りたい」と、今年の年賀状への意気込みを語った

 日本郵政公社の生田正治総裁は「今年発売する約43億5000万枚の年賀状のうち、インクジェットは過去最高の22億7000万枚。新たに、インクジェット光沢紙も関東地区限定で1億枚販売する。好評なら来年以降、販売地域を増やしたい」と話した。

年賀状販売を手伝う加護さんと松浦さん。同局には朝9時のオープン前から、年賀状発売を待ちわびる人々が列を作った

 年賀はがき販売には、向かい風と追い風が同時に吹いている。年賀状を電子メールで代用する人が増えた影響などにより、総発行数は1999年の42億5000万枚をピークに3年連続減少。2002年には39億236万枚まで落ち込んだ。

 一方、インクジェットプリンタ普及に伴い、インクジェット対応はがきの売り上げが急増。加えて昨年から、年賀はがきを買った人にプレゼントがもらえる「自分にお年玉」キャンペーンなど販促策も展開した効果で、普通紙を含めた総発行数は44億5936万枚まで盛り返した。

 今年の予定発行数は43億5000万枚と、昨年比約2%減だが、1枚65円と割高なインクジェット対応光沢はがきラインアップに追加し、新しいニーズに応える。自分にお年玉キャンペーンも引き続き行うほか、インクジェットプリンタ大手のエプソンと協力したマーケティングを展開し、追い風に乗りたい考えだ。

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