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» 2005年01月18日 11時29分 公開

EUのソフトウェア特許に緑の党と独音楽チャンネルが反対表明

ソフトウェア特許に反対する動きが、欧州議会の緑の党会派を中心に出ている。また、ドイツの音楽チャンネルはコードのオープンソース公開で、ソフトウェア特許反対の声明を出した。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 欧州連合(EU)のソフトウェア特許法案に、再び反対の動きが出ている。今度は欧州議会の緑の党メンバーとドイツ最大の音楽チャンネルが法案に反対を表明している。

 緑の党と欧州自由連盟の会派、42議員はソフトウェア特許の定義範囲に関する立法プロセスを再スタートするよう求めている。欧州議会の他の会派が賛同すれば、2004年5月に各国政府の閣僚会議で導入された変更点を削除する動きにつながると見られる。この変更点については、ソフトウェア特許を容認するものだという反対意見が出されていた。

 オーストリアの緑の党所属欧州議会議員であるエバ・リヒテンバーガー氏は「閣僚会議は混迷しており、再び欧州議会でこの問題を検討する必要がある」と述べている。2004年5月に加えられた修正は「主として大企業を利するものだ」とする同氏は、ソフトウェア特許を認めることは「欧州のITセクターの成長を著しく妨げるものだ」と主張している。

 同会派は先週末、欧州議会の法律問題委員会の委員長に対し、この法案の審議を再開するように要請した。

 法律問題委員会は審議再開について決定しておらず、その後は議会の政策グループにより支持される必要もある。閣僚会議がいったん認めた法案を再び議会で審議するというのは、議員の幅広い賛同を得られないことが予想される。

 一方、閣僚会議も中小企業に配慮するため、法案をさらに検討するとして、議会への提出を遅らせている。また、1月10日には61人の議員が審議を再開するよう求める請求を出した。

 また、14日にはドイツの音楽チャンネルであるVIVAが自社のダイナミックWebアプリケーションであるKong42のコードをオープンソース公開したと発表した。同社は、この公開はソフトウェア特許に対する挑戦と理解してほしいと述べている。

 Kong42はインタラクティブTV、インターネット、モバイルアプリケーションの分野でクロスメディアアプリケーションを開発するコアベースとなるもの。

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