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無線LANのCALLシステム、NECが埼玉大と共同開発

» 2005年01月20日 20時09分 公開
[ITmedia]

 NECは、無線LANで生徒のPCに教育コンテンツを配信したり、学習履歴を管理できる英語教育用CALLシステムを埼玉大学と共同開発し、今年4月から同大に導入する。

 NECのIAサーバ「Express」とアクセスポイント60台を15教室に導入し、動画や音声、文字、画像を組み合わせた教育コンテンツを無線LAN経由で学生のPCに配信する。コンテンツは埼玉大が開発。1学年6000問分をそろえ、定期的に更新する。学生は習熟度に合った問題を選べる。

 受講者の登録や学習履歴の管理には、eラーニングの標準規格「SCORM」に対応したオープンソースソフト「OpensourceLMS」を採用し、約6カ月という短期間で開発。システムの保守もNECが行う。

 当初、利用する学生数は1800人。2006年度からは3600人に増えるため、無線LANエリアを拡大するなど順次システムを強化する。他大学や小中高校、企業や自治体などへの販売も検討する。

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