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アクテル、低コストな第3世代フラッシュFPGA

» 2005年01月28日 19時11分 公開
[ITmedia]

 アクテルジャパンはこのほど、コスト効率を高めた第3世代のワンチップフラッシュFPGA「ProASIC3」シリーズを発表した。システムゲート数が3万〜100万の「ProASIC3」と60万〜300万の「ProASIC3E」の2製品。今年第4四半期に量産開始する。

 第2世代「ProASIC Plus」の後継製品。64ビットPCIを66MHzでサポートする。システム性能は最大350MHz。

 1024ビットのオンチップのユーザーフラッシュROMと、最大6個のPLLによるクロック調整回路を搭載した。IPデバイスのアドレス指定や、システムキャリブレーションセッティングの保存など、さまざまなアプリケーションに使用可能。最大504KビットのデュアルポートSRAM、最大616のユーザーI/Oを搭載した。128ビットAESによるセキュリティ機能「FlashLock」を採用している。

 外部ブートROMやマイクロコントローラなどが不要。電源投入後すぐに動作するため、システム起動用の外部CPLDも不要で、低コスト化と基板スペースを削減が可能だ。

 統合設計環境の最新版「Libero 6.1」や「FlashPro3」など、設計支援ツールも提供する。

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