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ネット広告に競売制 CCIが新システム

» 2005年02月01日 20時35分 公開
[ITmedia]

 サイバー・コミュニケーションズ(CCI)とインビジブルハンドは2月1日、インターネット広告の掲載価格を競売で決めるシステムを運用開始した。複雑なネット広告の料金体系を統一指標で比較できる新エンジンを導入。広告主と媒体それぞれが入札し、希望価格をマッチングして落札額を決める。料金を分かりやすくし、広告販売を拡大するのが目的。

 ネット広告は、表示回数保証型、クリック保証型、成果報酬型など課金形態が多様。広告主と掲載媒体との細かい希望が折り合わず、出広を見合わせることも多かった。

 両社は、広告料金を統一指標「eCPM」で提示する新エンジン「ADJUST」を開発。さまざまな広告料金を、表示回数保障型の料金に換算して比較可能にする。多様な通貨をドルに換算しながら取引する国際金融市場の手法を応用した。

 両社はADJUSTを活用し、大手メディアから個人Blogまで統合した大規模なアドネットワークを構築する計画。開始後1年で月間4000万ユニークユーザー、広告主・広告会社2000社を目指す。

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