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Sun、Opteronサーバプロジェクト「Galaxy」を進行中

» 2005年02月17日 11時15分 公開
[IDG Japan]
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 米Sun MicrosystemsのOpteronサーバ主任設計者アンディ・ベクトルシャイム氏は2月16日、同社のResearch and Education 2005カンファレンスで、AMDのOpteronプロセッサを採用した現行の設計をオーバーホールする準備を進めていることを明らかにした。

 同氏はコードネームで「Galaxy」と呼ばれるプロジェクトに取り組んできたという。このプロジェクトはOpteronサーバの採用を劇的に拡大することを目指している。

 Galaxyは4基以上のOpteronを搭載したx86サーバと、同プロセッサ搭載の薄型ブレードサーバを構築するプロジェクトだとアナリストやSunの計画に詳しい筋は伝えている。これらのサーバは、競合他社の製品の多くよりも設計に優れ、より高度な電力管理・冷却技術を採用するとみられる。

 講演後の取材で、ベクトルシャイム氏はGalaxyプロジェクトについて詳しくコメントすることは控えたが、Sunの次期サーバは従来よりも電力管理に焦点を当て、大容量メモリをサポートすると聴衆に約束した。

 Galaxyサーバは、AMDがデュアルコアOpteronを立ち上げるのと同時期にリリースされる見込みだ。デュアルコアプロセッサにより、Sunは既に設計されているサーバの処理能力を約2倍にできると同氏は話した。AMDが昨年12月のアナリスト向け説明会で語ったところによると、最も強力なデュアルコアOpteronでも、熱に関する特性はシングルコア版と同じだという。

 ベクトルシャイム氏はスコット・マクニーリー会長兼CEOとともにSunを設立し、同社初のワークステーションを発明した人物。その後Sunを退社し、サーバ企業Kealiaを設立。2004年2月にKealiaがSunに買収されたのに伴い、Sunに復帰した。

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