米情報サービス企業LexisNexisのシステムが不正アクセスされ、約3万2000人の個人情報が流出する事件が起きた。米国ではChoicePointやBank of Americaなどで大量の個人情報が流出する事件が相次ぎ問題になっている。
LexisNexisの親会社Reed Elsevierが3月9日発表したところでは、流出したと見られるのは米国人約3万2000人の氏名、住所、社会保障番号、運転免許証番号などの情報。ただ、信用履歴、医療記録、資産情報などは漏れていないとしている。
事件については司法当局に通報済みで、協力して捜査に当たっているという。被害を受けた可能性がある個人にはすべて通知し、なりすましなどの被害があればすぐに発見して対応できるよう、クレジット監視などのサポートを提供する方針。
今回の事件を受け、今後はIDとパスワード管理強化、消費者のプライバシー保護のための追加的措置といった対応を取るとReed Elsevierは説明している。
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