ITmedia NEWS >

携帯電話と本の相性はイマイチ?

» 2005年05月09日 15時54分 公開
[ITmedia]

 インフォプラントが運営するインターネットリサーチサイト「C-NEWS」は5月9日、携帯電話に関するアンケート調査の結果を発表した。調査対象は、KDDIの「CDMA 1X」または「CDMA 1X WIN」対応端末を所有している15歳以上のインターネットユーザー400人。

 これによると、パケット通信定額サービス「ダブル定額」を利用しているのは全体の2割強。利用を決めた理由は、7割弱が「利用したほうが料金が安くなったから」。サービスに対しては5割弱が「満足」と答え、「やや満足」を合わせると全体の8割強が肯定的だった。

 一方、ダブル定額を未利用の8割弱のうち、4割弱が所有端末がダブル定額非対応だった。対応端末ユーザーながら同サービスを利用していない人は、その理由として5割強が「必要性を感じないから」、3割半ばが「利用すると料金が高くなるから」、1割弱が「利用したいコンテンツがないから」と答えた。

 利用することが多いEZwebコンテンツのジャンル(複数回答方式)は、ほぼ4割が「着うた・着ムービー」を挙げ1位。次いで、「着信メロディ」と「ニュース・天気」が3割強だった。

 携帯電話コンテンツとして小説やコミックなどを読んだことが「ある」のは1割強。携帯電話を使ったオンラインショッピングで紙の書籍を購入したことが「ある」人も5.5%にとどまった。

 新サービスの書籍ポータルサイト「EZ Book Land!」(関連記事)について、その内容や特徴を説明した上で評価してもらったところ、「評価する/やや評価する」の肯定派が全体の3割半ば。一方、「評価しない/あまり評価しない」の否定派が3割だった。肯定派の理由は「コミックも読めるし便利そう」「立ち読みができるのがよい」など。否定派は「やはり本は紙で読みたいので。目も疲れそう」「ケータイでのショッピングは不安」などだった。

 EZ Book Land!の利用意向については、2割半ばが「利用したい/できれば利用したい」と回答。一方で7割半ばが「利用したくない/あまり利用したくない」とした。

 年代別では、19歳以下では3割強が利用に対して肯定的だが、年代が上がるにつれて割合が低くなり、40歳以上では1割半ば。利用したい人の理由では「便利そう」「好みの本が見つかりそうなので」「思ったときにすぐ買えるので」など、利用したくない人の理由では「携帯の通信料は高く、このサービスのためにダブル定額に入る気にはなれないから」などが挙がった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.