トレンドマイクロは6月1日、トロイの木馬型ワーム「Mytob」の新たな亜種に関する情報を公開した。全般的な危険度評価は「中」となっているが、感染が多数報告されているとして、ダメージ度と感染力は「高」と評価している。
同社によれば、今回見つかった亜種「MYTOB.BI」は電子メールの添付ファイルとして届き、これを実行するとシステムに感染。Windowsのアドレス帳などからメールアドレスを収集し、内蔵のSMTPを使って感染メールを送りつける。収集したアドレスは送信者詐称にも利用される。
感染するとWindows XP SP2のファイアウォール機能を停止させてしまうほか、外部のサイトにアクセスしてファイルをダウンロード。IRC経由でリモートからシステムを制御できる状態にしてしまう。
1日現在、北米や欧州を中心に感染が多数報告されているが、日本での感染については記載されていない。
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