Texas Instruments(TI)とQualcommが争っていた訴訟でTIは6月9日、自社に有利な決定を下したデラウェア州衡平法裁判所の判断が、デラウェア州最高裁でも支持されたと発表した。
Qualcomm側は、TIが実質的に両社のクロスライセンス契約を破ったと主張、衡平法裁判所が昨年6月に下した判断を不服として控訴していた。これに対してデラウェア州最高裁は8日、Qualcommのこの主張を5対0の多数判決で退け、そのような契約違反はなかったと認定したと、TIは発表文で説明している。
Qualcommは昨年8月に損害賠償請求を撤回しており、今回の判決によって両社の間で係争中だったすべての問題が決着したとTIは指摘。クロスライセンス契約に基づく両社のライセンス権は引き続き有効だと強調している。
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