「MyDoomウイルス作者が逮捕」「ローマ法王の死にまつわる陰謀説」など偽のニュースをかたって感染を拡大しようとする新手のウイルス「Kedebe-F」が出現したとして、セキュリティ企業のSophosが6月28日、情報を公開した。
ローマ法王死去の陰謀説をかたるメールは、秘密政府機関から盗まれた書類が送られてきたと称して添付ファイルを開くよう仕向ける内容。このほかに「マイケル・ジャクソンが死亡」「オサマ・ビン・ラディン氏の身柄拘束」「MyDoomウイルス作者がMicrosoftに逮捕された」などのバージョンがあるという。
これにつられて添付ファイルをクリックするとワームが起動、セキュリティソフトの機能を停止させ、電子メールとP2Pのファイル交換ネットワーク経由でウイルスを拡散させる仕組みになっている。
Kedebe-Fの広範な拡散は報告されていないとしながらも、Sophosではウイルス対策ソフトを常に最新状態に保つことなどの注意を呼び掛けている。
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