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» 2005年07月27日 14時47分 公開

ウェアラブルのXybernautが自己破産申請

前CEOと社長の追放や米当局の調査に続き、Xybernautが米破産法第11条の適用を申請した。今後は知的財産を活用して再建を目指す。

[ITmedia]

 ウェアラブルコンピュータを手がける米Xybernautは7月25日遅く、米破産法第11条(チャプター11)の下で、バージニア東地区の連邦破産裁判所に自己破産を申請したことを発表した。

 同社社長兼CEO(最高経営責任者)のペリー・L・ノーレン氏は、「周知の通り、当社は今年はほとんど極めて厳しい経営状況に置かれていた。前CEOと社長の解任、7人の取締役の退陣、米証券取引委員会(SEC)および司法省の調査、社外監査役の辞任、社外監査役からの書簡に基づいて『社外監査役から受け取った当社のこれまでの決算報告や関連監査報告の一部を信頼するべきではない』と投資家らに勧告したこと、運転資金を調達できなかったことがその理由だ」と発表文で述べている。

 チャプター11申請は、Xybernautの特許と知的財産をライセンスあるいは販売する戦略的計画を実行できるように行ったと同氏は説明している。組織再編や合併、身売りに関してすべての選択肢を引き続き検討する、とも。

 同社は経営再建に向け、既存の在庫の現金化や再編チームの結成、知的財産に重点を置いた資産と負債の評価などを行ったという。

 ノーレン氏は4月、前会長兼CEOのエドワード・G・ニューマン氏とその弟で前社長兼COO(最高執行責任者)のスティーブン・A・ニューマン氏が追放されたことを受けて現在のポストに就いた。

 Xybernautは1990年に設立され、小型のウェアラブルコンピュータの開発・販売を行ってきたが、15年間で一度も黒字を出せなかった。

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