Windows次期バージョン「Windows Vista」を狙ったウイルスが作成されたとする情報について、Microsoftは8月5日、セキュリティ対策センターのブログを通じ、この情報は間違っていると指摘した。
ブログはスティーブン・トゥールーズ氏の名で記載。今回報じられているのはWindows Vistaウイルスではなく、新しいインタラクティブシェルの「Monad」(コードネーム)に影響を及ぼすコンセプト実証型ウイルスだと指摘している。
その上で、Windows Vistaのβ版とWindows Server 2003 R2にはMonadは含まれていないと強調。Windows Vistaの正式版にもMonadを組み込む予定はなく、MonadとWindows Vista β1の間には何の関係もないと言明している。
Monadは現在βテストの初期段階にあり、3〜5年先のWindows OS向けに検討しているところだという。まだ一般向けに提供しているわけではなく、Monadがシステムにインストールされていなければ、今回のような潜在的ウイルスがWindows VistaやほかのバージョンのWindowsに影響を及ぼすことはないと、トゥールーズ氏は重ねて強調している。
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