米Microsoftは9月2日、次期Windows Serverに関する新情報を公開した。Itaniumバージョンは特定用途向けに最適化され、データベース用、カスタムアプリケーション用、およびERPやCRMといったビジネスアプリケーション用の3種類を投入する。
コードネーム「Longhorn」と呼ばれる次期Windows Serverは2007年中にリリース予定。Itanium版のWindows Serverは、主にハイエンドの企業顧客をターゲットとしたIntelのx64 Itaniumプロセッサ搭載サーバ向けOSとなる。
Microsoftによれば、LonghornのItanium版はハイエンドの特定用途向けに最適化されるため、それほど負荷のかからないアプリケーションを処理するサーバに適したものにはならない。Windows Media ServicesやWindows SharePoint Services、ファイル、プリント、FAXといった一般的なオフィス用途アプリケーションがそれに当たる。
Longhornで特定のビジネスニーズに合わせたバージョンを投入するという計画は、Windowsサーバ部門上級副社長のボブ・マグリア氏が6月のTech・Edで披露した戦略の方向性に沿ったものだ。同氏は、Microsoftが「適切な仕事のために適切なサーバを」というキャッチフレーズで、顧客の特定のビジネスコンピューティングニーズに合わせてWindowsを最適化する計画だと説明していた。
Microsoftによれば、LonghornのItanium版が焦点を当てる3分野は、現行版のWindows Server 2003 for Itanium搭載システムで実行されているアプリケーションと一致する。また、Longhornのβ1プログラム参加者のフィードバックにも沿っているという。
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