ITmedia NEWS > 速報 >

幹部引き抜き訴訟でMSがGoogleに和解持ち掛け

» 2005年09月15日 08時26分 公開
[ITmedia]

 米Microsoft元幹部カイ―フー・リー氏の引き抜きをめぐる訴訟で、裁判所が条件付きでリー氏のGoogleでの就労を認める決定を言い渡したことを受け、Microsoftは9月13日、Googleがこの条件を来年まで守るなら和解してもいいと表明した。

 Microsoftは13日の決定を受けて発表した声明を更新し、法務顧問ブラッド・スミス氏の談話を付け加えた。この中で同氏は「もしGoogleが本日の仮禁止命令を受け入れ、一言も変えることなくすべてを守り、2006年7月18日まで続く恒久禁止命令として実行するならば、当社は明日にもこの訴訟を和解に持ち込んでもいい」と言明。

 そうすれば本審理は避けられ、外部の弁護士に支払いをする必要もなく、市場での競争に立ち戻ることができるとスミス氏は説き、もしGoogleが同じことをしてくれるなら、Microsoftも確かな行動で約束を裏付ける用意があると表明している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.