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中国の若者の13%がネット中毒

» 2005年11月24日 16時01分 公開
[IDG Japan]
IDG

 中国共産主義青年団の関連団体の調査で、中国の若者の13.2%がインターネット中毒であることが示されたと中国日報が報じた。

 同紙によると、China Youth Association for Network Development(CYAND)は30都市で13〜35歳の国民2万2500人を対象に調査を行った。回答は学校やネットカフェ、インターネットで回収されたという。

 この調査は、ネット中毒の若者の正確な数は示していないが、若い男性ユーザーの17%、若い女性ユーザーの10%がネット中毒だとしている。中毒者のほとんどは13〜17歳で、中学生の23.2%がネット中毒だとCYANDは報告している。

 中国のインターネットユーザー数は7月末時点で1億300万人、18歳未満のインターネットユーザーはそのうち15.8%という(中国インターネット情報センター調べ)。

 中国日報はCYANDの調査で使われたネット中毒の明確な定義を明らかにはしていないが、「現実世界よりも仮想世界にいる方が幸せ」なユーザー、「インターネットにアクセスできない時にフラストレーションを感じたり、途方に暮れる」ユーザーがネット中毒だとしている。

 折しも中国政府は、ネットカフェでのオンラインゲーム利用を1セッション当たり3時間に制限するなど、暫定的なオンラインゲーム取り締まりの措置を取っている。

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