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フィギュアを2次元バーコードに NTTとセガが実験

» 2005年12月13日 18時39分 公開
[ITmedia]

 NTT(持株会社)とセガは12月13日、携帯カメラで撮影した立体フィギュアなどの画像から特徴を検出してサーバに送信し、対応したURLを携帯に送り返す技術の共同実験を始めた。

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 NTTサイバースペース研究所が開発した「オブジェクト認識技術」を活用した。さまざまな方向からの物体の見え方を統計的に学習し、データの特徴を辞書に登録。撮影した画像のデータを切り出して大きさや位置を変えながら辞書と比較し、物体を認識する。照明の条件が変わったり、複雑な背景があっても比較的正確に画像を認識できるという。

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 実験では、セガの「サクラ大戦」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「甲虫王者ムシキング」の立体フィギュアや、PC用サイトの画面をカメラ付き携帯で撮影してもらい、専用サイトを閲覧してもらう。

 同実験は「NTTグループコミュニケーションEXPO」(12月20日〜22日、東京国際フォーラム)でも体験できる。NTTは実験の結果を見て事業化を検討。セガは、同技術を生かしたコンテンツ開発を検討する。

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